Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

対話のレッスン

対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術 (講談社学術文庫)

【概要】
著者(監督):平田オリザ

劇作家と俳優のコンテクストの摺り合わせに心を砕いてきた著者が、21世紀のコミュニケーションのあり方を探る。

21世紀のコミュニケーション(伝達)は、「伝わらない」ということから始まる。この連載で何度も繰り返してきたように、対話の出発点は、ここにしかない。
 私とあなたは違うということ。
 私とあなたは違う言葉を話しているということ。
 私は、あなたが分からないということ。
 私が大事にしていることを、あなたも大事にしてくれているとは限らないということ。
 そして、それでも私たちは、理解し合える部分を少しずつ増やし、広げて、ひとつの社会のなかで生きていかなければならないということ。

 

さすがに20年前の連載なので「わけわかめ」「チョベリピ」などのナウい言葉には隔世の感がある。「とか弁」「ら抜き言葉」にも注目している。


【詳細】

<メモ>

  • 対話(Dialogue):他人と交わす新たな情報交換や交流
  • 会話(Conversation):すでに知り合ったもの同士の楽しいお喋り

 

助動詞が話し手の明確な意思を表す方向に変化してきたのに対して、総じて助詞は、反対の方向、すなわち話し手の曖昧な意思を表現する方向に変化してきたのではないだろうか。

 

私たちが創り出さなければならない二一世紀の対話のかたちは、曖昧で繊細なコミュニケーションを、省略したり記号化したり、あるいは機能的にするのではなく、そのままの豊かさをかねそなえながら、しかも他者(たとえば外国人)にも判りやすく示すものでなくてはならない。

 

肝心なことは、私たちが、他者を大事に思い、他者とのコミュニケーションを円滑に進めたいと願う意思、気持ちの側にあるのだ。そこを出発点として、敬語の変化を捉えていくなら、まさに「敬語はこわくない」のである。