【概要】
著者(監督):佐藤賢一
「それはヨーロッパ初の常備軍であり、ヨーロッパ一の大地主であり、ヨーロッパ最大の銀行だった。城塞であり、農場であり、銀行窓口でもあるような支部をヨーロッパ中に張り巡らせる、超国家的な組織だった」
中世欧州史の主要プレーヤーだったテンプル騎士団の画期的なシステム、東方世界での勢力争いと十字軍、教皇・教会と世俗君主のせめぎ合いなど、中世ヨーロッパが色づいて見えてくるはず。
【詳細】
<目次>
- はじめに
- 第一部 テンプル騎士団事件ー前編
- 第二部 テンプル騎士団とは何か
- 第一章 テンプル騎士団は始まる
- 第二章 テンプル騎士団は戦う
- 第三章 テンプル騎士団は持つ
- 第四章 テンプル騎士団は貸す
- 第五章 テンプル騎士団は嫌われる
- 第三部 テンプル騎士団事件ー後編
- おわりに
<印象>
学者ではなく小説家なので語り口がやや軽妙。