Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

馬を放つ

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【概要】
著者(監督):アクタン・アリム・クバト

その昔、馬は人間の翼であった―――。

遊牧民であることを忘れ、馬を競争や食用の道具としてしまったキルギス人は何処へ行くのか。言語(ロシア語が公用語)や宗教(民族信仰と世界宗教の対立)など、旧共産圏の苦悩が窺える。

いくら馬を解き放っても時代の趨勢には抗えない。ラスト、主人公の死と入れ替わりで子が言葉を発するシーンが印象的。彼はどんなキルギス人になるのか…。


【詳細】
<あらすぎるあらすじ>

映画『馬を放つ』公式サイト

馬泥棒出現。狭まる捜査網。つかまるオッさん。ついでに妻子にも浮気バレして逃げられる。坊主頭にしてお祈りさせたりするも更生不能、追放。やっぱり放とうとして銃殺。


<印象>

  • キリル文字で筆談したり砂塵舞う風土だったりと、中央アジア感・旧共産圏感がある。
  • 競馬や馬肉など、馬との関わり方が近代化に伴い変容している。遊牧民だったころの記憶は薄れ、カムバルアタはもういない…。
  • 女性の服装やお祈りへの反応が、民俗信仰と世界宗教との対立を感じさせる。
  • 父が斃れると同時に言葉をとりもどす子。旧時代の人間が消えていく。時代の節目か。
  • 父子で遊んでいるときの影絵どうぶつシリーズが楽しい。