著者(監督):鶴岡真弓
【概要】
農事暦や生命循環の思想に強く結びついたケルト的「基層」の上に、キリスト教の祭暦や思想が覆い被さっている。ハロウィンや「ワルプルギスの夜」などについて詩作したい人向け。他地域でも土俗宗教と普遍宗教の関わりなどを考えてみると面白い。
【詳細】
<「サウィン/ハロウィン」のテーゼである「死からの再生」「闇から光へ」の観念を軸に、ケルトの四つの季節祭に示されている「循環的生命観」>を解き明かす。
ケルトの世界観や死生観、風俗や美意識などを窺い知れる。
聖ブリギッドの十字架、グリーン・マン、ケルトの書などのケルト的象徴は、いかにも古代人の基層的な思想を表しており面白い。
また、「スリラー」や「ブレンダンとケルズ」などの作品は、現代にも古代人の思想が息づいていることを感じさせる。
<その他>