著者(監督):黒澤明
【概要】
駆け出しの三船扮するデカが盗人とおいかけっこする。戦後の雑踏、花畑にゼエゼエ言いながら倒れ込む二人のシーンが印象的。
【詳細】
1949。満員バスでコルトをスられ、スーツで追いかけっこ。
グルっぽいおばさんを尾けるところからはじまって、芋づる式に関係者と思しき人物を洗っていく。
復員後の野良犬に扮し場末をうろつく中、無音で描かれる戦後の雑踏。ダンサーのなまめかしい舞台裏。
悪いのは個人なのか世の中なのか。
「君にはあいつらの気持ちがわかりすぎる」。
7発が全弾切れたところで格闘戦に持ち込む。
花畑にゼエゼエ言いながら倒れ込む二人のシーンは印象的。
中盤の筋がややわかりにくいのが気になる。