Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

文化・言語・民俗・地理

全国マン・チン分布考

【概要】著者(監督):松本修 タイトルに惑わされてはならぬ。柳田の『蝸牛考』でおなじみ「方言周圏論」をメイン武器に、女陰語・男根語の歩んだ歴史に分け入っていく。一言で言うと「饅頭」(と「珍宝」)をめぐる物語。 好奇心から読み進めていくと、著…

中空構造日本の深層

【概要】著者(監督):河合隼雄『古事記』ツクヨミ影薄すぎ説を軸に、日本人の心理に横たわる中空構造を考察する。後半はイマイチかも…。 【詳細】 日本の組織で調整型のリーダーが好まれる理由の一端を説明してくれる。 日本人の思想傾向を自覚しておこう…

想像の共同体

定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4) [単行本]著者:ベネディクト・アンダーソン 訳:白石隆 白石さや評価:B+【概要】新聞、国語、地図、小説などに代表される共時的時空間の創出がナショナリズムの源泉となったとの論を展…

西洋中世の男と女

西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で [ハードカバー]著者:阿部謹也評価:B+【評】『緋文字』なる小説や、高村光太郎の 「駄目だ。早く帰つて心と心をしやりしやりと擦り合せたい。寂しいよ」から説き起こして、西洋中世の男女に関するオカシな慣習や法律がな…

中世賎民の宇宙

中世賎民の宇宙―ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】「総じて歴史研究といういうものは、(略)外にある出来事、自分が対象とする出来事と同じ事を内面に発見する作業です」というアベキンおなじみの言葉を念頭に置き…

忘れられた日本人

忘れられた日本人 (岩波文庫) [文庫]著者:宮本常一評価:A【評】いま老人になっている人々が、その若い時代にどのような環境の中をどのように生きて来たかを描いて見ようと思うようになった。それは単なる回顧としてではなく、現在につながる問題として、老…

無縁・公界・楽

無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和 (平凡社ライブラリー (150)) [新書]著者:網野善彦評価:B+【評】散発的で全体としてのまとまりに欠けるような感じはあるが、中世末にこのような動きが各地で起っており、同時に人々の認識が変わっていった、という雰囲…

自分のなかに歴史をよむ

自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】アベキンが自分史、自己形成の歩みを振り返る。ヨーロッパの何がどのように明らかになったときに、私たちはヨーロッパを理解したことになるのかという問題です。私は、ひとつの社会…

日本語が亡びるとき

増補 日本語が亡びるとき: 英語の世紀の中で (ちくま文庫) [文庫]著者:水村美苗評価:A【評】「人はなんとさまざまな言葉で書いているのか」外国で非英語圏の人々と関わってきた著者がものした警世の書。「パリでの話」は圧巻。たびたび挿入される『三四郎…

日本人の英語

日本人の英語 (岩波新書) [新書]著者:Mark Petersen評価:B+【粗評】古典にして頂点。マー君、日本語もネイチヴと遜色ないのはさすが。日本人の書いた英文を、その意図を汲み取りながら添削していく。文例も豊富。a comedy, the comedy, comedy, comedies, …

文明の生態史観

文明の生態史観 (中公文庫) [文庫]著者:梅棹忠夫評価:B+【粗評】日本が独立を回復して、アジアの工場と呼ばれていたころ、アジアの各地を探検・調査した著者。彼が提案した世界史モデルは、簡明かつ(当時にあっては)新鮮。60年前とは思えない鮮度を保っ…

日本の思想

日本の思想 (岩波新書) [新書]著者:丸山真男評価:A【粗評】1961年刊。まさおの50年超ロングセラー。『日本の思想』ほか三篇を収める。欧米文化・思想・技術の吸収、「國體」の創出など、開国後の日本は性急な近代化を推し進めた。その近代化を可能にし、近…

文明が衰亡するとき

文明が衰亡するとき (新潮選書) [単行本]著者:高坂正堯評価:A【粗評】1981年刊行。未塩野七生だが、「塩野七生氏推薦!」の文字には抗えない。ローマ、ヴェネツィア、アメリカ各文明の政治(+軍事)、経済(+技術)、精神の移り変わりを詳細に記述してい…