Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

井筒俊彦

意識の形而上学

【概要】著者(監督):井筒俊彦 大乗仏教屈指の論書『大乗起信論』を著者流に、「創造的、かつ未来志向的に」読み解く。「真如」「本覚」などの言葉をキータームに、意味・存在の分節に関する深奥にしてシンプルな思想に分け入る。全体と部分、無分節と分節…

井筒俊彦の学問遍路

【概要】著者(監督):井筒豊子 夫の井筒俊彦とともに過した海外での学問遍歴をエッセイで振り返る。大学者にも伴侶はおり、日常の姿がある。エッセイはいいのだが、評論は一文が長く文意がつかみづらい。だが、夫の言語哲学を継承せんとする妻の気概が感じ…

イスラーム思想史

【概要】著者(監督):井筒俊彦 『イスラーム哲学の原像』の増補版といった観がある。畢竟、神の座・神と人との距離をめぐる知的冒険の歴史。時代・場所・民族を離れた純然たる思想・哲学・宗教なぞ存在しない。やっぱり著者、言語哲学的観点からの興味が強…

ロシア的人間

著者(監督):井筒俊彦 【概要】 プーシキンからチェーホフまで、トルストイとドストヱフスキーを峰の絶頂とする19世紀のロシア文学史・思想史を著者一流の詩的文体で描き出す。光と闇、コスモスとカオスなどに着目しているあたりに、著者の言語哲学的視座…

一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法

一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法 (講談社+α新書) [Kindle版]著者(監督):澤井康佑【概要】畢竟、学問に王道なしという話。文法書で基礎固めしたあとは、筆写と音読をしながら、わからない単語や言い回しを辞書でコツコツ調べる。井筒や…

読むと書く

読むと書く―井筒俊彦エッセイ集 [単行本]著者:井筒俊彦評価:B+【評】著作集未収録エッセイ70篇を収録。井筒俊彦入門に最適の一冊。…とオビに書いてあるが、『イスラーム文化』や『<コーラン>を読む』あたりから入ったほうがいいだろう。いわく言いがたい混…

現代日本の哲学者(理想1990春夏)

編:理想社評価:B【評】中村元井筒俊彦西谷啓治梅原猛鶴見俊輔現代日本('90)の哲学者を紹介するぞい

『コーラン』を読む

『コーラン』を読む (岩波現代文庫) [文庫]著者:井筒俊彦評価:B+【評】エクリチュールとして与えられている『コーラン』のテキストを、もとの状況シチュエーションまで引き戻して、神が預言者に親しく語りかけるという具体的な発話行為パロールの状況にお…

井筒俊彦 叡智の哲学

井筒俊彦―叡知の哲学 [単行本]著者:若松英輔評価:B+【評】井筒の著書を手がかりに、彼の生涯、思想を読み解く。ガンガン挿入される引用からは、著者が膨大な資料を渉猟したことを窺える。マシニョン、諸井慶徳、大川周明などたくさんの先人たちを紹介。井…

マホメット

マホメット (講談社学術文庫) [文庫]著者:井筒俊彦評価:B+【評】『イスラーム生誕』の第一部とだいたい同じ。情熱と理性ある迫ってくるような文体から、青年の喘ぎを、憧れを、きみは感じないのか。彼の正体は一体何だろう。使徒か、預言者か、英雄か、あ…

コーラン

コーラン 上 (岩波文庫 青 813-1) [文庫]訳:井筒俊彦評価:B+【評】慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において・・・・・・まあ、これを聞いてくれ。 歌だ。神を讃え、世界に感謝する歌だ。 こっちはちょっと違った風ぢゃぞい(・ε・)ムハンマドがジブリ…

イスラーム哲学の原像

イスラーム哲学の原像 (岩波新書) [新書]著者:井筒俊彦評価:A【評】神秘主義と哲学の結婚。『意識と本質』のイスラーム部分の掘り下げといっていい。唯識論、仏教、道教、宋学など東洋哲学に底流する、「存在の深みに行って戻ってくる」という考え、p.56の…

十六の話

十六の話 (中公文庫) [文庫]著者:司馬遼太郎 評価:B+【評】井筒俊彦関連、『文学から見た日本歴史』『樹木と人』『二十一世紀に生きる君たちへ』など16の雑多な話。歴史とはなんでしょう、と聞かれるとき、「それは、大きな世界です。かつて存在した何億と…

意識と本質

意識と本質―精神的東洋を索めて (岩波文庫) [文庫]著者:井筒俊彦評価:A【評】東洋哲学――その根は深く、歴史は長く、それの地域的拡がりは大きい。さまざまな民族の様々な思想、あるいは思想可能体、が入り組み乱れて、そこにある。東洋哲学の諸伝統を、時…

イスラーム文化

イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫) [文庫]著者:井筒俊彦評価:A【評】人間存在のあらゆる局面を通じて、終始一貫して『コーラン』に現れている神の意志を実現していくこと、それがイスラームの見る宗教生活なのであります。イスラーム教徒が歴…

イスラーム生誕

イスラーム生誕 (中公文庫) [文庫]著者:井筒俊彦評価:A【粗評】いかにして、なぜ、ジャーヒリーヤ(無道)時代から天翔ける奔馬のごとくイスラーム世界が誕生したのか、そして、イスラームはどのような宗教的性格をもっているのか。イスラームの碩学・井筒…