Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

三島由紀夫

春の雪

著者(監督):行定勲 【概要】 原作の雪の薄片のような危うさと美しさには及ばないか(「美しすぎた」「絶対の不可能」「世界の崩壊」など)。 清顕や聡子があんまりイメージに合致しないのがなあ…。 【詳細】<あらすぎるあらすじ> 華族のふたりが「絶対…

三島由紀夫 2

ねえJavaさん。切腹って痛いのかな。藪からスティックにどうしたい!?サムライスピリットに目覚めたのかい?まあ、そんなとこ。嗜虐性にあふれた行為には興味があるんだ。行為者が腹に小刀を突き立てる瞬間、どんな感覚や光景が眼前にあったのかなって。確…

絹と明察

絹と明察 (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】 事業は涙や、岡野はん。わしはほんまに、わしが父親で、うちの工場で働らいているもんは、娘や息子や思うてます。父親の今日の晴れ舞台やいうことを察して、ああまで一心に、まごころこめて、社歌…

美徳のよろめき

美徳のよろめき (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】倉越夫人はまだ二十八歳でありながら、まことに官能の天賦にめぐまれていた。非常に躾のきびしい、門地の高い家に育って、節子は探究心や理論や洒脱な会話や文学や、そういう官能の代りになる…

太陽と鉄

太陽と鉄 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B+【評】ユキオが自己形成の歴史を特異な表現形式にて語る『太陽と鉄』、および『私の遍歴時代』を収める。前者は難解だが面白い。後者は青年のナルシシズムや太宰との邂逅が見所。私の自我を家屋とすると…

夏子の冒険

夏子の冒険 (角川文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】『ああ、誰のあとをついて行っても、愛のために命を賭けたり、死の危険を冒したりするなんてことはないんだわ。男の人たちは二言目には時代がわるいの社会がわるいのとこぼしているけれど、自分の…

文章読本

文章読本 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】私はなるたけ自分の好みや偏見を去って、あらゆる様式の文章の面白さを認め、あらゆる様式の文章の美しさに敏感でありたいと思います。私はブルジョア的嗜好と言われるかもしれませんが、文章の最高…

作家論

作家論 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】鷗外、谷崎、川端、とユキオが好きな作家を挙げていく。「鷗外」われわれは、長い山道を汗を流して歩いたあとにありついた一杯の冷たい井戸水に酔うように、その澄明さに酔うのである。

憂国

Patriotism (The Criterion Collection) [DVD] [Import] [DVD]監督:三島由紀夫評価:B【評】監督・脚本・演出・主演すべて三島由紀夫。無声にて表現されるユキオの『憂国』イメージ。ハラキリがなかなか迫力ある。

文豪ナビ 三島由紀夫

文豪ナビ 三島由紀夫 (新潮文庫) [文庫]編:新潮文庫評価:B【評】作品ナビ、10分「要約」、声に出して読みたいユキオ、エッセイ、評論、とこのシリーズ定番の構成。ミシマ文学の導入にどうぞ。

命売ります

命売ります (ちくま文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】ハード・ボイルドでナンセンスなユッキーをどうぞ。すると読もうとする活字がみんなゴキブリになってしまう。読もうとすると、その活字が、いやにテラテラした赤黒い背中を見せて逃げてしまう。…

真夏の死

真夏の死―自選短編集 (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】身に降りかかる不幸、その反応の経時変化を追う表題作ほか10編。はやく夏がすぎればいいと朝子は思った。夏という言葉そのものが、死と糜爛の聯想を伴っていた。かがやかしい晩夏の光に…

近代能楽集

近代能楽集 (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】ユキオが能のココロを筆に乗せた。曰く、「能楽の自由な空間と時間の処理や、露わな形而上学的主題などを、そのまま現代に生かすために、シテュエーションの方を現代化した」。マダム(巨大である…

三島由紀夫

レトリックの魔王ユキオ。読んだものだけテキトーに紹介するぞい(・ε・)【主役】仮面の告白 (新潮文庫) [文庫]あんまり覚えてない!聖セバスチャンと汚穢屋さんの男性フェロモンに立ち上がれ! 潮騒 (新潮文庫) [文庫]三島らしからぬ優しい世界!ギリシア…

宴のあと

宴のあと (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B+【評】熟年夫婦の宴がはじまり、おわる。かづと野口、対照的なふたりが、老いらくの恋に見舞われ、やがて政治的立場の違い、性格の違いによって破局を迎えるまでを描くぞい。政治的しがらみがなければ、…

豊饒の海

春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫) [ペーパーバック] 著者:三島由紀夫評価:A【評】 十三歳の清顕は美しすぎた。 ほかの侍童と比べても、清顕の美しさは、どんなひいき目もなしに、際立っていた。 色白の頬が上気してほのかに紅をさしたように見え、眉は…

サド侯爵夫人・わが友ヒットラー

サド侯爵夫人・わが友ヒットラー (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B+【粗評】やわらかいのとカタイノト。ユッキーの劇作家としての才が存分に現れている。緻密な構成。戯曲であるせいかいつもより会話や比喩のオシャンティ度が六割増。世界級の比喩…

三島由紀夫レター教室

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B+【粗評】ユキオ。変態のトビ夫や度し難い トラ一など、5人の登場人物が繰り広げる書簡体の愛憎劇を楽しみながら、同時によい手紙の書き方を学べる(かもしれない)作品。手紙なぞ滅多に書…

愛の渇き

愛の渇き (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【粗評】ユッキー。嫉妬、愛、幸福が混ざり合いながら三転倒立。悦子さんの心理がわからない。

若きサムライのために

若きサムライのために (文春文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【粗評】「危機というものが男性に与えられた一つの観念的役割であるならば、男の生活、男の肉体は、それに向かって絶えず振りしぼられた弓のように緊張していなければならない」「若きサムラ…

お艶殺し

お艶殺し (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B『お艶殺し』と『金色の死』を収録。●お艶殺しべらんめえ口調でテンポよく進行。女の仕草をよくとらえている。普段は気の弱い新助さんが、鮮やかな手際で人を殺めていくさまに戦慄。 悪酔いをした晩などに…

潮騒

潮騒(新潮文庫連動DVD) [DVD]評価:B三島由紀夫の同名小説を忠実に映画化。五回も映画化されたうちの二作目。50年前の作品だと思うと熱い。主演は吉永小百合と浜田光夫と、純情路線まっしぐらだ。脇を固める俳優の演技も光っていた。82分と手頃にまとまって…

女神

女神 (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:C『女神』ほか10編と裏面の紹介にあるため、各編30頁程度かと思いきや、340頁程度のうち半分が表題作である。まあ、なんだ。『憂国』『金閣寺』『潮騒』以外はあまり薦めない。●女神周伍パパはつくづく運がな…

人間臨終図巻

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)著者:山田風太郎評価:A*大衆小説の大家・山田風太郎が淡々と描く、古今東西の人物の死に様。(『バジリスク』で有名な『甲賀忍法帖』なら読んだことあるんじゃない?)全4巻・2000ページ弱からなり、巻を重ね…

美しい星

美しい星 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:D「核兵器を持った人類の滅亡をめぐる現代的な不安を、SF的技法を駆使してアレゴリカルに描き、大きな反響を呼んだ作品」とあったウラの紹介にあったので、珍しく定価で購入。この本を置いている店はあまりない。U…

午後の曳航

午後の曳航 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:B主人公登が部屋の壁ののぞき穴から、母と船乗り竜二の情事をガン見するという変態度高めの作品。最後に登とその仲間たちが竜二を○っちゃうのにはなんだか腹が立った。

葉隠入門

葉隠入門 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:C三島が心酔する『葉隠』について解説してくれるよ。『葉隠』名言抄もついてるよ。

英霊の聲(憂国)

英霊の聲 オリジナル版 (河出文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:A*本作は、『英霊の聲』『憂国』『十日の菊』の三篇を収めたものだが、『憂国』の一編が他の二つを圧倒しているように感じられる。因みに『憂国』は、『英霊の聲』『花ざかりの森・憂国』の二…

金閣寺

金閣寺 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:A内容はあまり覚えていないが(爆)、Javaさんにしてはめずらしく4か所ほど傍線が引いてあった。以下がそれら。人生に於て、永遠に化身した瞬間は、われわれを酔わせるが、それはこのときの金閣のように、瞬間に化…

仮面の告白

仮面の告白 (新潮文庫)著者:三島由紀夫評価:B+・・・それは若さへの、生への、優越への嘆声だった。彼のむき出された腋窩に見られる豊饒な毛が、かれらをおどろかしたのである。それほど夥しい・ほとんど不必要かと思われるくらいの・いわば煩多な夏草のし…