Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2014-08-08から1日間の記事一覧

潤一郎ラビリンス Ⅳ 近代情痴集

潤一郎ラビリンス〈4〉近代情痴集 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】『細雪』『源氏物語』を放棄して『潤一郎ラビリンス』へ。表紙カバー裏面のジュンジュンの写真があどけない。『懺悔話』『お才と巳之介』『一と房の髪』ほか三篇。収録作…

対談集「気骨」について

対談集「気骨」について (新潮文庫) [文庫]著者:城山三郎評価:B【粗評】人づき合いが悪い割りに、私は人間が好き。それも、これはと思う人にお会いし、それこそ、相手の眼を見て、じっくり話を伺いたいし、すてきな人のすてきな話は、私だけでなく、多くの…

夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体 (集英社文庫) [文庫]著者:乙一評価:B+【粗評】朝はわたし以外のすべてのものの上にやって来て、わたし以外のみんなは生きていた。初・乙一。タイトルの後ろ三文字を消したらきっと、みんな幸せ。表題作『夏と花日と私の死体』と『優子…

伝え方が9割

伝え方が9割 [単行本(ソフトカバー)]著者:佐々木圭一評価:B【粗評】腕利きコピーライターが、「コトバエネルギー」なる謎用語や、ポップでキュートな概念図を交え、「イエス」に変える7つの切り口、「強いコトバ」をつくる5つの技術を紹介。ディヂタルな…

青春論

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青春論 (角川ソフィア文庫) [文庫]著者:亀井勝一郎評価:C【粗評】青春とは、はじめて秘密(秘めごと)を持つ日だと言ってもよい。青年期に読んでおくといいかもしれない。性質上、あまりまとまりがない。毛沢東に期待しちゃっているところに時代(50's)を…

一冊でまるごとわかるギリシア神話

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一冊でまるごとわかるギリシア神話 (だいわ文庫) [文庫]著者:吉田敦彦評価:B【粗評】予習。表紙のオシャンティー感に反して内容はゆるめ。だいたい挿絵のせい(例:ゼウスは今日もヤリ○ン~♪、オレのチ●コ)。カオス、ガイア、ハデス、パンドラ…。出るわ出…

日本の思想

日本の思想 (岩波新書) [新書]著者:丸山真男評価:A【粗評】1961年刊。まさおの50年超ロングセラー。『日本の思想』ほか三篇を収める。欧米文化・思想・技術の吸収、「國體」の創出など、開国後の日本は性急な近代化を推し進めた。その近代化を可能にし、近…

夢の浮橋

夢の浮橋 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】ジュンジュン。表題作『夢の浮橋』ほか四篇を収録。『夢の浮橋』お母さんとお義母さんの融合。そして授乳。ごちそうさまです。話しぶりからついうっかり私小説と思い込んでしまった。危ない危ない…

指揮官たちの特攻-幸福は花びらのごとく

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく (新潮文庫) [文庫]著者:城山三郎評価:B【粗評】シロサブ。海軍兵学校出の同期の桜、関行男と中津留達雄の短い生を描く。同時代を生きた著者の体験もぽつぽつ顔を出す。まぜこぜで少しまとまりにかける気も。関のこ…