Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

はじめに

<自己紹介> twitter.com <概要> 広い広いネットの海に浮かぶ小さな小さなJavaさんのお部屋。 その片隅で人知れず、本や映画、マンガ、アニメなどの書評らしきものや感想らしきものをひたすら書き殴っていく趣向のブログとなっております。住みなれた旧居…

読書メソッド

簡単ではあるが、読書メソッドの覚え書きを記す。 少しでも参考にしていただければ幸いだ。 ●時間の傾注 とにかく時間を傾注すること。 それができないのなら、大して読む気もないということだし、他のことに時間を回したほうがいい。別に読書だけが「高尚な…

魔法の世紀

【概要】著者(監督):落合陽一 20世紀を「映像の世紀」とするなら21世紀は「魔法の世紀」。自身のメディアアート作品Pixie DustやFairy Lights in Femtosecondsを紹介しつつ、到来しつつあるパラダイム・世界観の変化に関し好き勝手話す。話が飛び過ぎてい…

羊と鋼の森

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【概要】著者(監督):宮下奈都 「僕は調律という森に出会ってしまった。山には帰れない」 「板鳥さんから、柳さんから、羊から、ピアノから、たくさんの砂が押し寄せてきて、僕は溺れそうになりながら、それを一粒でもつかもうと必死だった」 天然物の主人…

流線形の考古学

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【概要】著者(監督):原 克 米での流線形イメージと神話圏形成の変遷をたどり、独・日のそれと比較する。流体力学や航空力学でおなじみの流線形がここまでシンドローム的に流行していたのは知らなかった。 「本来、理解を助けるための補助手段であったはず…

日本人はなぜ臭いと言われるのか

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【概要】著者(監督):桐村理紗 えっ? 臭いの?「病的な不快臭があるということは、つまり、体が不健康で病的な状態であることのサインだ」「血液中にあふれたにおい分子は、血流に乗って体をめぐり、呼気を通して口臭に、汗を通して体臭となって表われる…

目の見えない人は世界をどう見ているのか

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【概要】著者(監督):伊藤亜紗 「見える人と見えない人が、お互いにきちんと好奇の目を向け合うことは、自分の盲目さを発見することにもつながります」 インタビューやソーシャル・ビューなる美術ワークショップを通じ、視覚障害者の持つイメージの柔軟さ…

長田弘詩集

【概要】著者(監督):長田弘 「あなたは言葉を信じていますか」「もっとも単純なことが、いまはもっともむずかしいのだ」――。平易な言葉で世界の隠された窓を開く手伝いをする。 『あのときかもしればい』『ファーブルさん』『ふろふきの食べかた』あたり…

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

【概要】著者(監督):三戸政和 40~50代の大企業サラリーマン向けに夢のある話を提供する。 起業、とくに飲食業は超絶ハードモードであることを警告した後、中小企業の事業承継によりオーナー社長になることを勧める。人生100年時代の二毛作、退職後はオー…

臨死体験

【概要】著者(監督):立花隆 (上)お花畑が見える、おばあちゃんが対岸で呼んでいる、無量光を感じる…などの臨死体験エピソード・研究結果を集められるだけ集めたノンフィクション。生化学・精神医学・心理学・脳科学などの知見を縦横に紹介しつつ、主観…

読書という荒野

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【概要】著者(監督):見城徹 幻冬舎創業者・編集者が自身の半生と読書歴、出逢った人々を回顧する。読書を通じ自己検証・自己嫌悪・自己否定のすえに自分の言葉を獲得し、少しずつ前進し理想を現実世界に実現していくことが大事とのこと。 左翼思想へ傾倒…

悪女 AKUJO/The Villainess

【概要】著者(監督):チョン・ビョンギル 主人公が、父と娘と夫(2)を奪った夫(1)兼おじさんに復讐する。子持ちの暗殺者という設定がカッコいい。冒頭の一人称視点無双が印象に残る。闇の組織での訓練、容赦なく振るわれる暴力、花嫁が放つ銃弾…ハードボイ…

マイ・インターン/The Intern

【概要】著者(監督):ナンシー・マイヤーズ 良作。モーレツベンチャーなバリキャリ社長(アンハサ)のもとに70歳のシニアなインターン(ロバデ二)が来るという設定がすでに面白い。 デジタル機器やSNSを駆使する(or に駆使される)現代人と、アナログで…

ゆれる人魚/The Lure

【概要】著者(監督):アグニェシュカ・スモチンスカ グリム童話的な残酷さと、泡沫と消えるはかなさが印象的。やはり人魚は人の世では生きられないのか。リアルで魚臭そうな下半身が記憶に残る。 ミュージカルパートはもちろんのこと、テレパシー会話や謎…

幸福の黄色いハンカチ

【概要】著者(監督):山田洋二 武田鉄也が主人公かと思いきやストーリー開始役兼引き立て役。当然ながら高倉健が主人公のロードムービーで、北海道に行きたくなった人も多いのでは。 鉄也の前では九州男児なKenであるが、倍賞さんへのアプローチが奥手だっ…

ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~/À FOND

【概要】著者(監督):ニコラ・ブナム ロードムービー風コメディ。予告編の通り、暴走車内での暴露大会が始まる。鼻血スティックSOSには笑ってしまった。ワイパー、速度システム、ブレーキなど車がボロすぎ。 【詳細】工事中。<あらすぎるあらすじ> gaga.…

月なきみそらの天坊一座

【概要】著者(監督):井上ひさし よくまとまっている。 その日暮らしの奇術師一家を主人公に、夫婦・師匠と弟子・妻と弟子、三者の情愛をユーモアを交えて描く。どの話も人間味があって捨てがたいが、「その春の奇術探偵団」「月なきみそらの天坊一座」が…

日本語を翻訳するということ

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【概要】著者(監督):牧野成一 日本文学(小説・詩歌)の翻訳を通じて失われるものと残るものから、日本語の「ソト」「ウチ」構造という深層を再発見する。オノマトペ、かな・漢字や句読点、時制、ですます調とだ・である調、受動と能動、助詞…どういった…

実戦BtoBマーケティング

【概要】著者(監督):佐藤義典 BtoBマーケティングを平易に解説。曰く、 「お客様(C)が競合(B)ではなく自分を選ぶ理由となる強み(S)を作り、それが競合にマネされないようにする独自資源(A)を構築すると同時に強みをお客様に伝える魅力的なメッセージ(Sm)…

日本軍兵士

【概要】著者(監督):吉田裕 「実にさまざまな形での無残な死の集積だった」旧日本軍将兵の死を様々な角度から記述する。 虫歯や自傷行為、略奪、ヒロポン使用量の多さ、体格や栄養状態の悪化など、わかってはいたものの目も当てられない惨状。やっぱり近…

希望の国のエクソダス

【概要】著者(監督):村上龍 「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」 21世紀を前に、インターネット・風力発電・電子通貨といった近未来アイテムをふんだんに活用し、ジュヴナイルの叛逆をシミュレーションして…

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

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【概要】著者(監督):山口周 思ったより面白い。論理・理性から直感・感性に重心が移り、自己実現市場が興隆し、高速で変化するVUCAな世界…こういった状況では美意識を堅持することがとても重要であると説く。要は、会津什の掟の一つ「ならぬことはならぬ…

ペルーを知るための66章

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【概要】著者(監督):細谷広美(編) マチュピチュ前に読む。ペルーの歴史や政治・経済、自然、文化、日系人社会の歩みに関し一冊にまとめた。地形や人種、文化の重層性や複雑さがペルー(南米)の特徴であるとのこと。入植白人やクリオーリョ層の少数者支…

【メモ】購読中マンガ

モブ子の恋2 ・しばしば現れる「モブ子の習性」が内気あるあるすぎて気恥ずかしい。ただただ応援している。 ダンジョン飯6 ・自給自足しながら妹を求めてダンジョン探索する。 とっつきやすそうなテンプレRPGの外面に対して、意外性のある中身で勝負。 料理…

69 sixty nine

【概要】著者(監督):村上龍 半自伝的小説。佐世保の進学校の高校生たち、不純な動機と若気の余剰を拠り所として、バリケード封鎖、フェスティバル、儚い恋に突っ込んでいく。 主人公と著者にはどれくらいの相似性があるのか。わかったように文学・哲学・…

終末のフール

【概要】著者(監督):伊坂幸太郎 隣の人が貸してくれた。 8年後に世界の終末が訪れると知ったとき、人はどのように生きるのか。コメディともSFとも言えるような設定でいろんな人々を動かすオムニバス。各話の登場人物が相互リンクしているので、読み進め…

僕と世界の方程式/X+Y

【概要】著者(監督):モーガン・マシューズ 自閉症スペクトラムの主人公が数学的才能を見出され数学オリンピックに出場する。 父と子、母と子の関係性の描写に重点が置かれている印象。主人公の常に不安そうな表情と大変そうなお母さんのツーショットは観…

わたしは、ダニエル・ブレイク/I, Daniel Blake

【概要】著者(監督):ケン・ローチ 制度の煩雑さに翻弄される老人とシングルマザーが出逢う。容赦なく進むIT化と情報弱者をいたぶるがごとき制度、万引きをしたり缶詰をその場で開けてしまったり春を鬻いでしまうほどの貧困。介護していた妻の死と自身の退…

日の名残り

【概要】著者(監督):カズオ・イシグロ 訳:土屋政雄 主人公が主人に仕えた執事人生を旅の途上で追憶する。繊細かつ細密な内面描写、夕陽のように優しけれども確実で残酷な英国と主人の落日、もしかしたら実現していたかもしれない人生。残照のごとき光を…

我らコンタクティ

【概要】著者(監督):森田るい 幼馴染の夢を叶えるため結果にコミットする。クライマックスの打ち上げは「オネアミスの翼」を連想させ、ちょっとアツい。独特の絵柄(水木しげる敵な口)が印象的。だんだんカナエがかわいく見えてくるから不思議。 javalou…