Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

はじめに

<自己紹介> twitter.com <概要> 広い広いネットの海に浮かぶ小さな小さなJavaさんのお部屋。 その片隅で人知れず、本や映画、マンガ、アニメなどの書評らしきものや感想らしきものをひたすら書き殴っていく趣向のブログとなっております。住みなれた旧居…

日の名残り

【概要】著者(監督):カズオ・イシグロ 訳:土屋政雄 主人公が主人に仕えた執事人生を旅の途上で追憶する。繊細かつ細密な内面描写、夕陽のように優しけれども確実で残酷な英国と主人の落日、もしかしたら実現していたかもしれない人生。残照のごとき光を…

我らコンタクティ

【概要】著者(監督):森田るい 幼馴染の夢を叶えるため結果にコミットする。クライマックスの打ち上げは「オネアミスの翼」を連想させ、ちょっとアツい。独特の絵柄(水木しげる敵な口)が印象的。だんだんカナエがかわいく見えてくるから不思議。 javalou…

数学する身体

【概要】著者(監督):森田真生 古代ギリシャ~近代数学~現代数学と時代が下るにしたがって普遍化・対象化・非身体化を進めていく数学史を背景に、数学者・岡潔の再評価を行う。対象との同一化による「数学する」ことの追求。21世紀にあって、東洋的な・日…

オトナ女子のための モテしぐさ図鑑

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【概要】著者(監督):中井信之 ひねったり、かさねたり、かたむけたり―――立ち居振る舞いが印象に与える影響は思ったり大きいよう。"かわいい"はつくれるのである。まあ何にせよ自分の姿勢や挙動に自覚的になるのはいいことだと感じた。ただ本書の指導内容…

永久保存版 御朱印アートブック

【概要】著者(監督):菊池洋明 見ての通り東西のイケてる御朱印を集めた。私も最近御朱印集めを始めたのでモチベーションが高まった。京都・奈良の寺社を再度経廻って御朱印ハンティングを繰り返し実施していく。ああ、もっと早く始めておけばよかった。 …

数学ガール

【概要】著者(監督):結城浩 思ったより高度だが、高校数学程度の知識(代数、三角関数、数列、順列組合せ、微積分など)があればじゅうぶん読み進められる。数学的な厳密さよりも数学の楽しさを重視しており、一見異なる数学分野の水面下での緊密な繋がり…

春の呪い

【概要】著者(監督):小西明日翔 死者の日記を辿りながら、恋人との瞬間ときを過ごしながら、緊張の度を強めていく感情の複合体。歪んだ愛情の矢印が描く歪な三角関係は、己の後ろめたさや愛憎が生み出した春の呪いにすぎなかった。逆三角形で細長いキャラ…

ミュンヘンの小学生

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【概要】著者(監督):子安美知子 著者夫妻のドイツ留学時に娘が受けたシュタイナー学校での教育についてエッセイ風に紹介する。文学研究者だけあって素朴ながら心に沁み入るような文章を書く。異国の慣れない環境に娘が徐々に順応していくさまには、著者と…

万引き家族

【概要】著者(監督):是枝裕和 タイトル通り「万引き家族」の奇妙な生活を描く。淡々とはじまり淡々と終るのかと思いきやサスペンス要素もあり意外と面白い。展望のない貧困描写、服装や小物類のチープさや猥雑さ、俳優陣の演技がリアリティ醸成を助ける。…

銀嶺の人

【概要】著者(監督):新田次郎 (上)マッターホルン北壁登攀に挑む好対照なふたりの女性を描く。医者と気鋭の鎌倉彫職人という手に職つけた感が当時としては珍しかったのでは。美女コンビが峻険な氷壁を登攀しているというのはなかなかいいものである。 …

今日のあすかショー

【概要】著者(監督):モリタイシ モリタイシ画伯に代表される男たちの妄想や夢が詰め込まれた一話完結コメディ。まさに「あすかショー」。ほどよくさわやかなラッキースケベを提供する。曰く「カワイイ子が正しいコトをするだけで世の中はずっと良くなるだ…

馬を放つ

www.bitters.co.jp 【概要】著者(監督):アクタン・アリム・クバト その昔、馬は人間の翼であった―――。 遊牧民であることを忘れ、馬を競争や食用の道具としてしまったキルギス人は何処へ行くのか。言語(ロシア語が公用語)や宗教(民族信仰と世界宗教の対…

ダンガル きっと、つよくなる/Dangal

【概要】著者(監督):ニテーシュ・ティワーリー これは面白い。 娘二人が父の夢からインド(女性)の夢になる。 思わず力が入る。涙腺が弱くなる。レスリング観たくなる(やりたくはない)。 修行⇒成長⇒対立⇒挫折⇒再起⇒栄光(+序盤の伏線回収)と、物語の…

女子校力

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【概要】著者(監督):杉浦由美子 誇りとコンプレックス、相反する二つを抱えながら彼女たちは生きている。 共学女子との対比で浮かび上がる女子校の長短。女子校に進学することは「世間」知らずとなる宿痾を孕んでいるが、世間の目を気にせず突き抜けられ…

アド・アストラ

【概要】著者(監督):カガノミハチ 副題の通りスキピオとハンニバルが地中海世界を舞台に駆け回る(第二次ポエニ戦争)。どっちかというとイタリア半島を舞台に十幾年の闘争を繰り広げたハンニバルが主人公。イタリア半島はもとより北方のガリアや西方のイ…

理系クン 結婚できるかな?

【概要】著者(監督):高世えり子 「理系クン」の5つの特徴がいずれも自分に該当しているので親近感がある。が、しっかり25で結婚できてるので、埋めがたい懸隔があるのをいかんともしがたい…。 【詳細】略

ひきだしにテラリウム

【概要】著者(監督):九井諒子 やはり後の短編集になるほどキレが増してくる。作中でも触れているあたりショート・ショートが好きらしい。時空間・視点・画風を縦横無尽に行き来する寓話・メタファーの数々。タイトルじゃないけど引き出しがすごいよね。未…

竜のかわいい七つの子

【概要】著者(監督):九井諒子 ファンタジー風、ルポ漫画風、日本画風、古典風…コロコロ千変万化する絵柄と芸風に惑わされずにその本質を見つめていくと、著者の作家性が見えてくる。竜・狼・魚などの亜人キャラの造形や、ショートショート・寓話的な作品…

竜の学校は山の上

【概要】著者(監督):九井 諒子 竜・馬・鳥、宇宙人などの亜人という奇特な設定に戸惑うなかれ。それは既成観念や固定観念を打ち砕く視点を提供する手助けをするにすぎない。本質はきっと私たちの周りにあるもの。竜の学校も馬人も神様も、きっと。淋しげ…

理工書

良さげな理工書を紹介します。 日刊工業社の「基礎のきそ」シリーズが最近のお気に入りです。 <化学工学、化学プラント> ●『絵とき 配管技術 基礎のきそ』 化学プラント技術者必携。強度・圧損計算、弁の種類や金属の材質、振動や腐食などの留意点までヴォ…

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」

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【概要】著者(監督):荒木香織 スポーツ指導者(でない人も)にはスポーツ心理学が必須とのこと。コーチングの話もあるが、プレーヤーに関していえば「自分の心理を冷静に・逃げずに見つめること」が重要だということがわかる。ただ、学術的なエビデンスに…

復刻 100万人の金属学 基礎編

【概要】著者(監督):いろいろ 編:幸田成康 50年前の一般向け金属読み物。相図・変態・欠陥・転移から半導体まで、良くも悪くもトピックがころころ変わるので、ヴォリュームが帯に短し襷に長しなんだよな~。もっと一人の思想が濃密に反映された金属本を…

時間と自己

【概要】著者(監督):木村敏 精神病理学者が、分裂病・鬱病・癲癇患者の治療から把捉した彼らの時間観を通じ、「もの」と「こと」、「時間」と「自己」などに関し哲学的な思索にとりかかる。 アリストテレスの時間観、ベルグソンの「純粋持続」やハイデッ…

家づくり解剖図鑑

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【概要】著者(監督):大島健二 見取り図を見ながら暮らしやすい家づくりについて考える。家の潜在能力を引き出すべくLDKや階段・ベランダ・庭を「設計」すること。楽しく快適にそしてオシャレに家をデザインする回路を形成できる。 【詳細】 「何をするで…

劇場版名探偵コナン から紅の恋歌

【概要】著者(監督): 静野孔文 かるたを題材に和葉ァーーー!の恋敵が登場。「紅葉」入りの和歌を1枚ずつゲッツしつつ事件の真相に迫る。当然のごとくアクションしたり、「瀬をはやみ」「しのぶれど」などの和歌になぞらえてメインヒロインがノロケたり…

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男/DARKEST HOUR

【概要】著者(監督):ジョー・ライト Battle of Britainでおなじみチャーチルが首相に就任してから宥和を退けるまでのDarkest Hourを描いた。国民からの人気と弁舌の才で、奥様はもちろんGeorgeⅥ、チェンバレンまでを仲間に引き込んでいく。なおDarkest Ho…

ザ・スクエア 思いやりの聖域/THE SQUARE

【概要】著者(監督):リューベン・オストルンド 結構コメントに困る映画だなあ。現代アートの取扱い、炎上商法、傲慢と偏見…など。人間関係の網が弱まっているのは北欧も同じみたい。 まあとにかく、上記パッケージ画像のモンキーマン出現時の放送事故感は…

横浜・横須賀・鎌倉、福岡・大宰府

【概要】[18.04.28]思い立って新幹線! GWを味わい尽くすぜ! じゃらんで直前に予約し横浜泊。ちょっと高い。 [18.04.29]ホテル飯。 横浜を東から西へ横断するつもりだったがバスで降りる場所を大幅に過ぎ埠頭のほうへ。基本歩くスタイルなので歩いて中華街…

錦繍

【概要】著者(監督):宮本輝 いまどき(といっても古いが)書簡体の物語。いわくありげな男女の愛憎劇、もといじゃれ合い。後悔や罪悪感に塗れた過去の話が、いつしかいま・あしたの話に変化していくのが興味深い。メールやSNSには出せない深みがあるね。 …