Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

はじめに

<自己紹介> twitter.com <概要> 広い広いネットの海に浮かぶ小さな小さなJavaさんのお部屋。 その片隅で人知れず、本や映画、マンガ、アニメなどの書評らしきものや感想らしきものをひたすら書き殴っていく趣向のブログとなっております。住みなれた旧居…

ガンジスに還る

www.bitters.co.jp 【概要】著者(監督):シュバシシュ・ブティアニ 老父がガンジス河岸の終の棲家で過ごした3月。主人公の多忙や娘の結婚も知ったことではない。 HOTEL SALVATIONのように、死期の近づいた者が静かに逝けるホスピス的場処があってほしいも…

世界史を変えた新素材

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【概要】著者(監督):佐藤健太郎 鉄、紙、プラスチックなどの12の材料に関し、最強の材料決定戦を開催する。いずれの材料も建築、戦争、メディアなど各々の点で人間の社会や生活に変革を齎しており甲乙つけがたい。サイエンスライターらしく、材料の誕生…

平家物語

【概要】著者(監督):石母田正 『平家物語』を、思想、時代の空気、文学的意義、成立の経緯と変遷、登場人物、形式・構成などの面から分析する。「祇園精舎」や「那須与一」、「敦盛最期」だけが平家物語ではない。激動の時代が生んだ、雑多で懐の深い群像…

99%の人が知らない「内向型な自分」の磨き方

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【概要】著者(監督):榎本博明 「適応するのに時間がかかるというのは、適応できないこととは違う」「必要以上の自己批判は、あくなき向上心のあらわれと言える」など、内向的な人間に精神のカンフル剤を提供する。根はポジティブな内向的人間でありたいも…

原民喜全詩集

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【概要】著者(監督):原民喜 「人生のこと何がはたして夢以上に切実であるか。春の美しい一日はたしかにある」といった感じの、幻想的でどこか淋しい詩を収める。『原爆小景』『永遠のみどり』『悲歌』あたりは有名どころか。妻の俤と美しい記憶と透明な幻…

夫のちんぽが入らない

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【概要】著者(監督):こだま 直球タイトルが清々しい。内向的な精神はいかに苛酷な現実と対峙し、小康状態に至ったか。著者が直面した悲喜劇を描く。陰のある生い立ち、性生活の不一致、堕落、学級崩壊、休職など、陰惨で胸がきりきり痛む内容だが、どこか…

臆病者のための億万長者入門

【概要】著者(監督):橘玲 「資産運用の常識」を教える。 曰く、 資産運用は金儲けの手段ではなく、人生における経済的なリスクを管理するためにある。そんな「臆病者の投資家」にとって、資産運用で最も大切なのは目先の利益ではなく、将来の予期せぬ経済…

フォルトゥナの瞳

【概要】著者(監督):百田尚樹 運命変更可能系SFの一環。神話や宗教、Macbethなどに見られるように古くて新しいテーマである。能力に代償があるあたりはリゼロに似ている。 最近だとまどかとかシュタゲとかリゼロとか君町とか君の名は。とか、少し古いやつ…

ビブリア古書堂の事件手帖

【概要】著者(監督):三上延 (1)稀覯書ミステリとしておなじみ。さる理由により安楽椅子探偵となった栞子さんとその下僕が古書関連の事件を解決していく。そのたびに過去がちょっとずつ明かされていき…。 総じて読みやすく、各話のラストのヒキがうまい…

ボヘミアン・ラプソディ/Bohemian Rhapsody

【概要】著者(監督):ブライアン・シンガー Queenのメインボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画。脚色があるとはいえ、Queenを深く知るきっかけになるのでは。サントラもうっかり買ってしまったぞ。 Queenのことはまあ聞いたことあるけど程度であっ…

全国マン・チン分布考

【概要】著者(監督):松本修 タイトルに惑わされてはならぬ。柳田の『蝸牛考』でおなじみ「方言周圏論」をメイン武器に、女陰語・男根語の歩んだ歴史に分け入っていく。一言で言うと「饅頭」(と「珍宝」)をめぐる物語。 好奇心から読み進めていくと、著…

勇気は、一瞬 後悔は、一生

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【概要】著者(監督):0号室 ノロケエッセイもといライフハック集。妻へのしゅきしゅきオーラが伝わって来るので読んでいるこっちが気恥ずかしい。スピッ〇よろしく、ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめることが成熟社会のライフハックなのかもしれない…

ゲノムが語る生命像

【概要】著者(監督):本庶佑 ノーベル賞でおなじみ。DNA関連の生物学・医学の発展のあらましと最近のトピックについて語る。エピジェネティクス、分子標的薬、遺伝子病、ゲノムコホートなどのテーマについて触れているが、それぞれの内容が散漫で有機的な…

漆の実のみのる国

【概要】著者(監督):藤沢周平 (上)米沢藩主上杉鷹山の一代記。藩内クーデターと火の車財政が印象的な上巻。のちの鷹山はいまだ雌伏のとき。人を動かす難しさ、改革を断行する難しさを感じられる。守旧派を排除し、いざ財政立て直しのお手並み拝見といっ…

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

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【概要】著者(監督):ジェーン・スー 「片桐はいり村いちばんの美人」が女子性について諧謔と切なさを交え語る。演題は、結婚、容姿や若さ以外の価、値隙、仕事ゲーム、父娘関係、東京など多岐にわたる。深爪とかトイアンナ的なやつ。曰く「女は生涯、いち…

腕一本・巴里の横顔

【概要】著者(監督):藤田嗣治 Foujitaの自伝的エッセイ。巴里楽しみすぎ、パパ甘すぎ。 黒田清輝、森鷗外、ピカソ、モディリアーニ、ルノアールなどの同時代人が平気で出てくるのがすごい。 「喜々として私の画を懐に抱いて帰って行く少年は、今も私の美…

風味絶佳

【概要】著者(監督):山田詠美 ちょっとヘンで訳ありの男女の、ちょっと肉感的な短篇集。肉体労働者を主人公に、リアルな味覚・触覚が紙面から漂う。部屋のちょっとした小物や料理の描写が感覚を刺戟する。 「憐みに肉体が加わると恋になる」「たったひと…

妻に捧げた1778話

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【概要】著者:眉村卓病床の妻に贈った千夜一夜物語。そのうち19篇をエッセイとともに紹介する。ショートショートのクオリティはそうでもないが、エッセイの随所に鏤められた妻との想い出や所感に、著者の実直な人柄と円熟した夫婦の静かな情愛を見た。曰く…

日本史の論点

【概要】著者(監督):いろいろ(五名共著) 五名の歴史学者が日本史の主な論点を整理する。日本史が概観できお得感がある。 「邪馬台国はどこにあったのか」「元寇勝利の理由は神風なのか」といった定番の話題はもとより、「中世はいつ始まったか」「いつ…

『愛され上司』になる方法

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【概要】著者(監督):堀内一人 序盤はまあまあだが、後半はう~ん? といった感じ。まあリクルートってこういう人いそうだな~と。考え方の一つの類型として。 序章の「自分を手放す」というのは仏教的で無口な自分にはなじみやすい考え方ではある。あとは…

コンカツ?

【概要】 著者(監督):石田衣良 アラサー女性4人組のコンカツ戦記(アラ還も)。合コン、お見合いパーティ、仕事での出会い、知人の紹介…あらゆる戦場で闘い続けた先に「運命の人」は現れるのか。他人事でないのが恐ろしい。 総合職と一般職、正社員と非…

ビブリオバトル

<出張報告(2018/10/27)> これに行ってきた。岡山県立図書館の「やってみよう! ビブリオバトル」。 http://www.libnet.pref.okayama.jp/…/…/2018festa/festa03.html とっつき易く言うと書評合戦で、5分で好きな本をプレゼンし、3分でディスカッションとい…

日本の小さな本屋さん

【概要】著者(監督):和氣 正幸 東京、長野、大阪、京都、岡山、広島、熊本などの小規模な本屋の写真集。 オシャレで雰囲気のいい写真もさることながら、店主が本屋をはじめたきっかけや本を選ぶ基準などが明かされた地の文章もよい。脱サラして古書店(新…

ビブリオバトル

【概要】著者(監督):谷口忠大 じわじわ勢力を拡大している「ビブリオバトル」の紹介本。考案者が書いているところがミソ。ビブリオバトルの基本的なルール、効能、歴史(まだ10年も経っていないが)などを解説する。ラノベ風のプロローグ/エピローグ、明…

夫婦善哉

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【概要】著者(監督):織田作之助 『夫婦善哉』『続 夫婦善哉』『雨』『俗臭』『聴雨』『蛍』を読了。夫婦の腐れ縁や愛憎、生活や世間の喜怒哀楽をユーモラスに、しかし繊細に描く短篇集。基本的な舞台は大阪で人情味のある関西弁の話し言葉が心地よい。登…

古代マヤ・アステカ不可思議大全

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【概要】著者(監督):芝崎みゆき メソアメリカの絵入りの手書き紹介本。遊び心と偏愛を感じる。 ほどよく気の抜けた絵、時折挿入される的確かつ率直なコメント、入念な調査に基づく情報量(膨大な参考文献リストを見よ)の三者がうまく嚙み合っている。得…

社内恋愛の教科書

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【概要】著者(監督):片瀬萩乃 半分ネタ、半分ガチ。もはや心理学。進展の段階ごとに秘訣が明かされているが、道はあまりに遠い。でも、「焦らず、慌てず、確実に」。何があっても、めげずにあいさつ・声掛けすることを自分に言い聞かせて、うわぁ、頑張ろ…

リアル脱出ゲーム

ナウなヤングでいま話題。その名も「リアル脱出ゲーム」。キミはもう参加したか? 13.ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出18/10/21@アジトオブスクラップ岡山 成否...........×難度………★★★★★ オススメ度★★★★☆ ・はじめてのルーム型は難しかった(成…

斉木楠雄のΨ難

【概要】著者(監督):福田雄一 原作の文化祭部分をまさかの実写映画化。ほぼ原作通りか。 そこそこのテンポの良さと、CGや小道具の若干チープでゆるい感じのおかげで安心して見られる。照橋さんもとい橋本環奈がやたら映るのだが、ちょっとイメージと合わ…