Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

雨に唄えば/Singin' in the Rain

【概要】著者(監督):ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン 言わずと知れた名作。1952年とは思えない鮮度を保っており、古くて新しい。100分程度と適度な時間なのもgood。 作品内で映画を撮るというメタ構成。ヒロイン発掘のシンデレラストーリーもさるこ…

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

【概要】著者(監督):石立太一 お初にお目にかかりますお客様がお望みなら、どこでも駆けつけます自動手記人形サービス ヴァイオレット・エヴァーガーデンです 京アニキャンペーン。理由は、わかるよな? ヒーリングしつつされつつの人間ドラマ系だが、同…

リズと青い鳥

【概要】著者(監督):山田尚子 脚本:吉田玲子 画像のふたりがゆりゆりする。スピンオフみたいだが、ユーフォニアムは知らない。 「本番なんて、来なくていい」「のぞみが私の全部なの」などのセリフがゆりゆり感があってよい。 繊細な心理描写と清涼な画…

【概要】著者(監督):吉村昭 吉村昭前中期の歴史小説を5篇集めた。全体的にマイナーな人物が多い。だが、そういった地味で日陰の人々のとるに足りない生業のなかに、この世の真実がある。 すべて異国や異物との邂逅という点で共通している(一般的に物語…

ガリガリ君の秘密/赤城乳業・躍進を支える「言える化」

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【概要】著者(監督):遠藤功 赤城乳業の「任せて、育てる」企業マインドその他を解説。こういった「放置プレイ」は加減が難しいが、"no pain, no gain"で試練なくして人は育たないのだろう。1999年までのガリガリ君のダサダサデザインには笑った。特に81年…

これで古典がよくわかる

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【概要】著者(監督):橋本治 「古典」に関し、肩ひじ張らない訳文と解釈を提供する。 「つれづれなるままに~」の「わけわかんないうちにアブナクなってくんのなッ!」という訳に瞠目させられた。実朝とウラベ・カネヨシくんがよくいじられる。 書き言葉と…

御朱印あつめ

御朱印集めに関してメモを残しておくよ。 たびたび言われているけど、スタンプラリーじゃないよ。 最初のひとつめは御朱印帳の方向に注意。まずは表紙っぽい方を上にして表紙を右に開いて、表紙がついていない方のページからはじめてね。 <蒐集リスト>19.0…

夜の歌

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【概要】著者(監督):なかにし礼 祖父にもらって。上下2段組はしんどいが、だんだん引き込まれていく。 満州からの壮絶な引き揚げの記憶と、華やかな芸能界生活、そして転落。人間存在の醜さ穢さおぞましさをこれでもかと描くが、時折微かに覗くのは世界…

老子

【概要】著者(監督):? 訳注:蜂谷邦夫 言わずと知れた東洋最高峰の古典の一つ。現代語訳⇒書き下し文⇒原文という構成が読みやすい。 水、女、母などの言葉や比喩を潤沢に用いて、玄妙なる世界の理「道」に則って生きることを勧める。所有せず、見返りを求…

日本の歴史〈3〉奈良の都

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【概要】著者(監督):青木和夫 大仏建立プロジェクトをクライマックスに奈良時代のあれやこれやを一通りさらう。僅かに600万しか人口がいない極東の後進国にあって、思想や言語、制度、技術などが不足していた中での平城京造営はいかばかりの労苦だったで…

国際政治/恐怖と希望

【概要】著者(監督):高坂正堯 冷戦真っ最中の1966年に「軍備と平和に関する考え方の原則」を明らかにしようと試みる。「国家間の関係はこの三つのレベル(力・利益・価値の体系)の関係がからみあった複雑な関係である」と前置きし、それぞれと平和の関係…

サイクリング・ランニング

サイクリングとかランニングについて。 2015年にクロスバイク、2018年にロードバイクを購入。 基本的には岡山を走っているよ。玉島~笠岡、総社~津山、吉備路、岡山~日生、小豆島、しまなみ海道往復などが多いか。 ランニングもたま~にするよ。 ・9/8出雲…

敵兵を救助せよ!/駆逐艦「雷」工藤艦長と海の武士道

【概要】著者(監督):惠隆之介 元江田島の著者が駆逐艦「雷」艦長・工藤俊作中佐を顕彰すべく筆を執った。 「〇これ」でおなじみ、スラバヤ沖海戦での英国海軍将兵救出劇をクライマックスに据えた工藤の評伝。旧海軍に余裕がある時期だったからできたこと…

「砂漠の狐」ロンメル/ヒトラーの将軍の栄光と悲惨

【概要】著者(監督):大木毅 ドイツ第三帝国の「名将」ロンメルの神話を検討する。呉座勇一を見習ってロンメル観を更新したかった模様。 WWⅠでの山岳戦、WWⅡ西部戦線の緒戦・北アフリカ戦線での戦績を振り返り、彼が師団長クラスでは優秀だが、軍団長・軍…

徳川家康/われ一人腹を切て、万民を助くべし

【概要】著者(監督):笠谷和比古 日光東照宮に行った影響で。そして家康のこと昔からわりと好きだったので。 東照神君・家康の本格的評伝。膨大な参考文献が硬そうな印象を与えるが、意外と読みやすい。家康の生涯をたどりつつ戦国時代も概観できる(近代…